第1回テーマ
AI時代の明日~私たちの健康を支える人工知能~
2018年7月14日(土)
講師:ハイパーネットワーク社会研究所 専務理事・副所長 青木栄二さん
AIの普及は加速を続けている。いまや地方も都市も関係ありません。(青木栄二)
人間の知的活動をコンピュータによって実現するとされるAI(人工知能)。社会のさまざまな課題解決や新たな価値創造の技術として、いま最も注目を集めています。その技術によって急速な進化を遂げる分野のひとつに「医療」があります。私たちの生活と切っても切り離せない健康。人生100年時代と呼ばれている今、あなたの周辺で何が起きているのでしょうか。J:COMホルト塾・第1回は「AIの今」を伝えます。
Q. なぜ、今AIの時代なのか?
A. AIは、50年以上前から研究・開発が行われています。それは情報化やコンピューティングの歴史と重なっています。そうした状況のなか、ここ最近になり、社会を形成している様々な分野にITが活用され、そしてIT企業が参入する傾向が増えてきています。その分野のひとつに「医療」が挙げられます。さらにそこへAI技術を活用する時代が来ているのです。
Q. AI技術の活用によって医療ではどのような変化が起きているのか?
A. 患者の健診データや問診情報を集積・分析することで、病気の有無や進行度合いを識別することができるようになります。またこれから起こりうる体調の変化を予測したり、イレギュラーな因子を客観的に判断することで、将来的な発症を未然に防いだりすることが可能になります。これまでは漠然とした希望的観測だった5年後、10年後の、自分自身の健康状態をAIによって知ることができる時代となるのです。
コンピューティングのパワーアップにより、AIは瞬時に何百、何千通りの方法を参照・計算・分析することができます。医師のマンパワーだけではなく、またそうした人件費をかけることなく、効率的な状況判断や新しい技術の開発が可能となり、結果的には医療費の削減につながることが見込まれます。
参加者へメッセージ
AIという言葉をご存知ですか?日本語では「人工知能」と呼ばれています。
最近よく耳にする言葉だと思いますが、果たしてそれが私たちの生活に、これからどのように影響してくるのでしょうか。J:COMホルト塾では、その現状と未来を皆様と一緒に見ていきたいと考えています。技術的で難しいイメージを持たれている方が大半だと思います。しかし講座ではイラストや映像をつかって分かりやすくご紹介いたしますので、ふるってご参加ください。お待ちしています。